DEATH FROM ABOVE 1983

陰鬱音楽集
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CONRAD SCHNITZLER 「grun」
conradschnitzler5

★★★★

色シリーズ第5弾作品。シリーズ5作目にして最終作となる本作は、72年から73年にかけて録音された楽曲を集めたアルバム、つまり、普通ならば「アウトテイク集」と呼ばれる類のアルバムである。しかし、そこはやはりシュニッツラー、ゴミの寄せ集めのような作品になっている筈もなく、アウトテイク集などと形容するには勿体無いくらい素晴らしい作品に仕上がっている。流石だ。

収録曲は2曲(ボーナストラック除く)。当然、2曲共べらぼうに長い。1曲目は、夢と現を行き来する澄み切ったアンビエント・サウンドに、ドンドコドンドコと小気味よく鳴らされるリズムを加えたミニマル風長尺曲。恐らく、シュニッツラー史上最も美しく、最も気持ち良いトラックである。アンビエント・ミニマル好きならば絶対に聴いておくべきだ。2曲目は、1曲目と同じように反復と循環をその中心とする曲であるが、構成する音の質感は全くといっていいほど違う。アンビエント的色彩は欠片もなく、代わりにシュニッツラーお得意の変態電子音が所狭しと飛び回っているのだ。「赤」「青」を彷彿とさせるミュータント電子音楽と、「緑」の特徴であるミニマル風曲展開を上手く組み合わせたという意味では、総まとめ的楽曲であるともいえる。

色シリーズを強引に分類すると、混沌と閉鎖感を象徴する「黒」、変態電子音を極限まで追求した「赤」「青」、比較的聴き易い「黄」「緑」となる。当然、嗜好により好みが分かれるとは思うけれど、個人的には聴き易さと中毒性を併せ持った本作「緑」を強く推したい。底なし沼にはまるように、音にズブズブと意識を吸い込まれる快感は唯一無二だ。どの作品から聴いていいのかいまいちよく分からない、という時には、是非本作を。
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