DEATH FROM ABOVE 1983

陰鬱音楽集
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KLAUS SCHULZE 「picture music」
klausschulze2

★★

前2作で用いていたオーケストラとオルガンによるドローンを脱却し、シンセサイザーをサウンドの中心に据え始めた3作目。今作以降、徐々にシュルツェ節ともいえる荘厳なシンセサイザー・サウンドが確立されていく。まだ過渡期とはいえ、ここでも彼独特の空間を歪めながらうねるメロディは既に多用されている。

1曲目は、ポコポコと音を立てるシーケンサーのリズムが特徴的な曲。浮遊する美しい音色と共に、呪術的・内省的な雰囲気をじっくりと醸成していく。後のシュルツェ・サウンドの原点ともいえる、重要な1曲だ。2曲目は、珍しく自身によるドラムを炸裂させる「ロック」色の強い曲。シュルツェ名義では最初で最後となる、疾走感のあるパーカッションに耳を惹きつけられる。ボーナストラックである3曲目は、1曲目のロング・ヴァージョン。シンセサイザーの重厚な音色が木霊するパートが後半に付け加えられているが、かえって蛇足気味に感じられた。この部分に関しては、余計な付け足しはない方がいいかもしれない。

3曲を合計すると70分を越える超長編でありながら、その異様な音空間に浸っているとあっという間に時間が過ぎている。やはりこの辺りは流石の一言だ。しかし、一方で、以降の作品に比べると楽曲自体の魅力に乏しく、あらゆる意味で今一つに感じるという問題点もある。新機軸を打ち出した記念碑的な一枚であるだけに、手放しでは絶賛できないのが残念である。
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